
都立高校で行われた初の姿勢検査は練馬高校で行われた。

若い方たちも何の気なしに立ち寄ったPTA企画の催しに、戸惑いながらも時間待ちがかさんでも老人体験学習などをしていた。

老眼になるめがねをつけて1円玉ひろいの体験をしていただいている様子を見ると重りによって腰が曲がらないわけにいかなくなると、ちゃんと老人に見えてくるのである。まさに、らしさは地球との重さバランスによって生れているようだ。「姿勢検査」では動かない時の姿勢の「構え」はその人のどの部分で均衡化を保とうとしているのかがうかがえるチャンスでもある。いつの間にか変わってしまう自らのバランス感覚にも影響を受けるかもしれないが、老人体験と隣り合わせで若者のスポーツ選手のパフォーマンス向上方法のヒントを伝えたりした。めまぐるしい一日であった。
練馬カイロプラクティックセンター長 兼 浮須